木工細工
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丸太カヌー | ||
太平洋岸ファーストネイションズは、レッドシダー(米杉)の丸木カヌーを使用して、もっぱら水の上を移動手段としていました。ハイダ族、ティムシャン族、クワキゥトル族やベラクーラ族が使っていたカヌーは、船首と船尾が高く突き出していて、水面に対して弓形になり、波がカヌーに進入するのを防いでいました。カヌーの所有者を表す紋章は、船首と船尾にしばしば装飾されています。
カヌーのサイズは彼らの目的によって変わりました。 |
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木工細工 | ||
太平洋岸ファーストネイションズの人々は単純な工具にもかかわらず、優れた大工でした。彼らは、主に厚板へ容易に分けられる柔軟な柾目の通った杉を加工しました。沿岸の部族は、多くの物に杉を使いました。マスクにトーテムポールにカヌー、家、収納箱および儀式の物すべて。杉の内側の樹皮からは、枕から服まで種々様々の物(格子縞模様のテーブル・マットやナプキン、バスケットなど)を作りました。太平洋岸部族で使用される基本的な木工具は、手斧(内側へ曲がる刃を備える)とノミ(石、貝またはオオシカの角のいずれかで作られていた)、堅木のついたストーンハンマーです。手斧には荒仕事用の長い柄の大型のものと、D型の持ち手のついた仕上げ用の2つのタイプがありました。 カヌーを作ることはすべての太平洋岸部族で宗教芸術と考えられました。実際の構築手順には3~4週かかり、カヌー製造者は祈りや性交への禁欲のパターンを含む自分自身への儀式がありました。カヌーの船体は水蒸気を柔らかくする手順がとられました。そこに木製の船のストレッチャーは入れられ、カヌーの側面とは別々に放置されました。よい砂岩とサメ皮を使って滑らかな外表面に仕上げられました。カヌーの外部は、外部が黒で内部は赤に塗るのが好まれました。
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Published under the authority of the Minister of Indian Affairs and Northern Development.Ottawa 1996